Rivers

2、3百年前、コンゴ川が形作られ、渓谷は北と南に分かれた。
両岸に分かれたチンパンジーは互いを見ることはできたが、川を渡れなかったため、二度と会うことができなかった。
年月が過ぎるにつれ、それぞれにはだんだん違いができてきた。南側の種族は、メスを彼らのリーダーにし、一方北側の種族は、オスに率いられた。南側は平和だったが、北側では力による縄張り争いが起こった。
南側の種族は黒っぽい顔にピンク色の唇を持ち、若干体が小さいので、私たちは彼らをピグミーチンパンジー、あるいはボノボと呼んだ。彼らは絶滅危惧種であり、北側の種族である普通のチンパンジーよりもずっと数が少ないが、それはまた別の話である。

私たち人間は泳いで川を、さらには海をも渡ることができるが、目に見えない自分たちだけの境界線を作っている。私たちすべてが同意して見ている、地図上の線である。
私たちは部族や国に分かれ、そして時間の経過とともにそれぞれの違いは大きくなる。私たちが話す言葉、皮膚の色、お祈りの仕方。それらは、私たちがそこに立って互いを見ているただの川の土手である。
私たちは、自分たちが違うことを否定できない。時として、私たちの価値観や生活様式が合わないのはよくあることである。しかし結局のところ、私たちはみな等しく愚かで、同じ物を求め、同じ過ちを犯す。
多分、私たちはそんなに違わないのではないだろうか。チンパンジーには、おそらく私たちはみな同じに見えるのではないだろうか。
どうぞしあわせなサル年を!

(アキの翻訳)

admin

A HEARTY THANK-YOU

Katakura Dec 20 - 1688

2015年も終わりに近づき、1年を振り返るのにいい時期になりました。日本では12月に年を忘れる「忘年会」という会があるのを興味深く感じています。多分忘れたいことも少なからずあるからでしょうが、JAMBOで起こった素晴らしい出来事は覚えていたいと思いますし、それも皆さんのご支援があったからだと深く感謝しています。

2015年はJAMBOにとって最高の年で、ひと月に平均約7つのイベントを開催し続け、またLVC (Language Volunteer Co-Talk)とタイアップし、語学の学習やボランティアについて話し合うための月例のイベントも行いました。また、2400人がメンバー登録しているJapan day Trips Meetupにおいて、イベントを企画する主催団体の一つとなっています。そのため私たちのハイキングのイベントには多くの外国の方々も参加してきました。

私たちがアメリカで遂に公式にNPO団体として登録されたことを受け、寄付を募る基盤作り、JAMBOのような団体をアメリカに設立する可能性、そして将来的には他国への展開も視野に入れています。

その上で、日本が私たちにとって、これからもホームであり続けるのは、ここでの皆さんの暖かいご支援のおかげです。これからも皆さんに、より大きな何かに参加していることを感じて頂きたく、より多くの機会を提供できたらと考えています。

皆さんが充実した年末年始の休暇を過ごせるよう心より祈っております。(Eikoさんの翻訳)

admin

Bricks

ある若いレポーターが、工事現場で働く人々にインタビューをしていました。彼女は作業員の一人に、「あなたの仕事をお聞きしてもよろしいですか?」と聞きました。彼は、「私の仕事はレンガ積みだ。あそこのレンガを持ってきてここに一列に積む。これを毎日。ただレンガを積むだけだ」と答えました。「そうですか。この仕事は、お好きですか?」男は肩をすくめて言いました。「ばからしい仕事だし、少しのパンを得られるだけの賃金しかもらえない。どうしたら好きになれるんだ?」

レポーターは少し残念な気持ちになりつつ、また別の作業員に聞きました。「あなたはどうですか?自分の仕事を気に入っていますか?」彼は笑って、「私は、今考えられる限り最高の仕事についています。」と言いました。「あなたは何をしているのですか?」と、レポーターは尋ねました。「私は今、病院を作っています。人が医者に診てもらえて、大切な人に会いに来てもらえる場所です。先月は学校を作っていました。そこでは子どもたちの才能が育てられ、未来を決めることができるのです。時には、母親たちが子どもたちと一緒にいられる家を建てることもあります。」「ええ、でも具体的には何をなさっているのですか?」と、レポーターは聞きました。すると男はこう答えました。「ああ、レンガを積んでいます。私の仕事はレンガ積みですから。」

どんなことでも日常的に長く続けるのは、たとえ地味で小さなことに見えても、もっと大きな何かのためにレンガを積むことと言えます。Jamboはもう20年も続いています。すべてのイベント、すべての参加者の寄付は、一つひとつレンガを積むようなものです。今までの寄付は、牧場を作ったり、文字を学んだり、未開の地で家族事業を始めたり、木を植えたり、さまよう孤児をなくしたりすることを手助けしてきました。Jamboが正式なNPOになったことで、未来は可能性でいっぱいです!

〜レミの翻訳

admin

Putting Money Where our Mouth Is

Ashigakubo Oct 12 - 1479
生物の多種多様性を維持し、増大させることは、ジャンボの主要な信念の一つです。
種の多様化によって、全ての生き物が回復力、継続力を強めることができるからです。
これが、私たちがグローバル・ギビングのような団体を支援する理由です。
 
グローバル・ギビングでは、地方の団体がより効率的に活動するために必要としている資金、道具、トレーニングそして支援を利用できるようにすることによって、私たちの世界をよりよい場所にすることを、実現しようとしています。

 先月、ジャンボは次の8つの事業に50ドルずつの支援をしました。

インドネシア Indonesia…オランウータンの生命維持に必要な生息地の復元

南アフリカ South Africa…恵まれない子どもたちの環境を整えるための動機づけと教育

カメルーン Cameroon…地域住民が持続的に行える、野生動物の肉や霊長類の販売にとって代わる収入を作る活動を展開するための助力

コスタリカ Costa Rica…地域共同体の男女が、生物学的に重要な地帯に65種、3万本の木を植えるための支援

マダガスカル Madagascar…村人が再び森林労働者、また森林管理人として活発に働けるよう、3、4年以内に1万5000本の木を植えるための支援

シエラ・レオネ Sierra Leone…若者が地域共同体の中で、革新的な環境保護問題の解決法を作り出すための教育

ケニヤ Kenya…環境を再生させる持続型農業により、継続できる生活と食の安全を構築

ペル ー Peru…アマゾンの森林伐採地域への、年間1000本の植林

 これらすべての活動は、自然環境の保護と改善をしながら、ジャンボのもう一つの重要な信条である人々の暮らしをよくすることを同時に達成しようとするものです。

 皆様のご支援に感謝しております。

admin

JAMBO INTERNATIONAL INC

ついにやりました! ジェフ・ハリーマン(Jeff Harryman)の3年に渡る地道な書類手続きの結果、待ちに待った日がついにやってきました。ジャンボ・インターナショナルINCがアメリカにて正式にNPOとして認可されたのです。

今回の認可によって何が変わるのでしょうか? 今後は新たにNPOとして基金やその他の組織からの補助金を非課税の資金として受けることができるようになります。そして、アメリカ国内で他のリーダーやグループがジャンボのようなプログラムを作る時の後押しになればと考えています。ここでいうプログラムとは、(ボランティア活動や資金集めを通じて)自然の保護や回復を目指すグループをサポートし、弱い立場にある方たちを助けながら、人や自然とつながるプログラムのことです。

さて、日本でのジャンボのプログラムにも影響があるでしょうか?答えは「ありません」。ジャンボの関東における活動は今までと同様に継続します。これからも今までと同じように活動を楽しんでいただけます。これからは「よいことを楽しみながら行う」プロジェクトをしながら、より良い世の中を共に作り、(アメリカ国内外の)人々にもインスピレーションを与えるという、より大きな部分に関わる機会になります。とてもエキサイティングなこの時期の活動に皆様も是非ご参加ください!!!

Tomoko Kogaの翻訳

admin

How to spend summer?

私の母国では、夏は短くまた暑いとは限らないので、天気がよいとみな大喜びで外へ出て、できるだけたくさんの日光を浴びて新鮮な空気に触れようとします。ただし、長袖の服を常に持って行く必要があります。夜になると冷え込みますし、いつ雨が降り出すかわからないからです。その点、日本の天気は予想しやすく、夏も長いので恵まれています。しかし、代わりに高温多湿という問題があります。コンクリートとガラスだらけの都心部は、蒸し暑い日には最悪の環境になります。多くの人はエアコンのきいたせまい室内に閉じこもって、外へ出ようとしません。果たして本当にこんな風に1日を過ごしてしまってよいものでしょうか?

たとえ夏の日本であっても、私は外で過ごすことを好みます。特におすすめしたいのは、休日には都心から離れて、木陰や冷たくて気持ちのよい川や海で過ごすことです。もちろん汗はかきますが、それは自然なことでありよいことです。体も汚れるし、かゆくなったり、筋肉痛になるかもしれません。しかし、それも人生の醍醐味ではないでしょうか。木が生み出す酸素は家の天井から吹きつける人工的な冷たい風よりもずっと心地よいものです。水筒の水は氷の入ったダブルフラペチーノよりずっとおいしく感じられるでしょうし、ハイキングブーツは混雑したエレベーターよりもずっと足によいでしょう。遠くの富士山をしばらく眺めていれば、抱えている悩みだってきっとささいなことに思えてくることでしょう。

Asakoの翻訳

admin

A World Without JAMBO?

幸運なことに、多様で多くの人たちの積極的な参加のおかげで、JAMBOインターナショナルは日々強化しています。しかし不運なことに、JAMBOのインスピレーションの象徴、アイコンであるアフリカ象に関しては、同じことが言えません。アースアイランドジャーナルマガジン2015年夏号によると、現在のアフリカ象の個体数は、かつての2.5%(1800年には2000万頭だったものが現在は50万頭に減少)しかありません。この現象の大きな理由は、象牙製品を作るため、密漁し牙を採取することにあります。JAMBOの7月の寄付は、密漁と戦い、アフリカ象の保護のために精力的に活動している、アフリカ野生動物保護財団(African Wildlife Foundation)及び世界野生生物基金(World Wildlife Fund)の二つの団体に送ることにしました。

人間の欲深さのために、荘厳な生き物たちが犠牲になるのを見るのは実につらいことです。しかし、最近のJAMBOスクールのブログにもあるように、苦しみを通して人はもっと思いやりのある人間になるのです。そしてより優しくなることで、わたしたちは行動を起こし、あらゆる障害を除去するヒンドゥーの神、ガネーシャのようになるのです。さあ、みんなで象の保護活動をしている団体をサポートし象を苦境から救い、ガネーシャに心置きなく躍らせてあげましょう!(JUNKOさんの翻訳)

admin

Energizing Yourself

こんにちの世界では、疲労状態が多くの人々で慢性化しています。事情は様々でしょうが、一番の理由は生きることの魅力と目的の喪失でしょう。仕事では他者が私たちにすべきことを指図します。技術の大部分とそれらへの依存は頭を刺激するよりも麻痺させるものであり、結果的に退屈感へとつながります。

仕事も技術も人生においては大事な要素で、生活をおおいに豊かにするポテンシャルを持っています。しかしそれらが自分にとって本当に意味があるとみなすものから外れていったとき、そしてその場合、やりすぎといえるほど熱中するあまり自分が心からしたいことをする時間を取れなくなってしまったときに、疲れというものがやってきます。今月の素晴らしいJambo School Blogで述べられているように、自分の人生の中に「ワクワクと目的」を取り入れてその時間を増やすことで、ちからが満ち、生きる喜びが再び湧いてくるのです。 (レミさんの翻訳)

admin

May writing

すっかり夏の陽気となり、関東地方では海や川での水遊びをする日も近そうです。焼けるようなコンクリートとエアコンの効いた室内との往復の毎日の中、湿った地面と日陰を作ってくれる木々のある場所へ行くのは癒しになります。先日Danny、WaiとGuyが企画したEarth Day Rideグループの素晴らしいサイクリングイベントがありました。また新しいリーダーやオーガナイザーによる今後のイベント企画も募集中です。

今月は私たちの活動をサポートしてくれるTrippieceのサービスに対して改めて感謝の意を表します。熱意のある新世代のボランティアの皆さんと引き合わせてくれました。今後は日本語のサービスメディアサイトに注力するため、これまでの英語サービスを停止いたします。

同時に、Language Volunteer Co-talkとの協力体制は更に加速しています。Jambo Schoolは定期的な日本語のクラスと日本在住の外国人向けのパーティを行っています。今後も様々なイベントを企画する予定で、皆様からのアイディアや要望も募集中です。皆様にお会いできるのを楽しみにしています。素晴らしい夏をお過ごしください!

Tomoko Kogaさんの翻訳

admin

Delight Yourself

スピリチュアリティや宗教が否定的な意味を多く持つようになってしまったことは本当に不運なことです。 自分自身の目的のためにそれらを捻じ曲げて使う人がいるのは否めません。だとしても、もっと深いところでの意図は、より強い基盤を提供して人間の精神を高め、私たちの存在のさらに大きな展望を発展させるためのはずです。

身近な自然界で、子供がするように畏怖や不思議に満ちた世界を見る。そして、不可欠な空気や水、この俗世界の冒険を共にしてくれる動植物のような、多くのすばらしい無償の贈り物に対する感謝の思いを養う。簡単に言えば、そうやって再び学ぶことをわたしたちに強いているのです。わたし達がその可能性をさらに発展させられる時、金銭欲や物欲は前より不要になるでしょう。人生をもっと意味あるものにするための深い喜びを、心から楽しむことができるからです。ぜひ今月のスピリチュアルブログとアプリシエーションブログを読んで、何かピピッと感じてください(否定的な副作用抜きでね)。(Junkoさんの翻訳)

admin

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