痛みを伴う記憶は、愛情を持ってそれに対する意味(なぜ痛みを感じるのか)を理解し、魂のあり方を変えて新しく見つめなおすことで、姿を変えていきます。
どんな経験も、魂になんらかの学びや気づきを与える目的を持っています。過去の体験は、その当時に感じた痛みが、起こった出来事に対する見方を歪めてしまっているので、あなたを見えない鎖で縛っています。この窮屈な経験を変えていくためにも、以前無意識だったことを、魂の世界へと招き、意識のレベルへと招いていく必要があります。
次のようなステップを取ってみてください。
1.あなたの心の中にある過去の記憶を呼び起こしてください。
2.その経験を、何もジャッジせず、責めることもなく受け入れてください。
3.その結果に責任をとってください。
(この出来事(経験)は、こうだったと主観的な見方で決定されてしまっていること。特に全体像(隠された意味など)を把握できなかったことや、恐怖心によって支配されていたという事実を受け入れてください)。
4.意味を与えてください。(魂は、なんらか気づきを得るために努力していたが、あなた自身が、その当時は気づいていなかったということ)
5.再度、魂の意識レベルから見つめ直して下さい。
(より高い目的があるということをあなたに示してくれるでしょう。
「自分が苦しんでいることを手放すことは、一番大変なことです。しかし、同時に、学びや気づきをもたらす最善の経験(チャンス)となります。「癒しをもたらす」ということは、新しい方法で自分と再会することです。どの瞬間にも、新しい可能性が待っており、限界となるものは存在しないのです。 — Stephen Levine