私たちの苦労、また世界中の大きな対立は、「私はこう考える。こう信じる。でもあなたは違う。」という考え方の結果です。時に、私たちが世界を見る目を言葉にすると、根っこのところでは皆似た者同士であっても、その言葉が他の違う視点を持つ人々を傷つけてしまうことがあります。
ひとはそんな対立に嫌気がさし、理解しないことを相手のせいにします―いつだって、相手が悪いと。そして暴力と悪い感情の負のサイクルは繰り返されます。幸運なことに、私たちには近代の歴史上、このサイクルを乗り越える方法を教えてくれた小さな希望の光たちがいます。―幾人かあげれば、マザー・テレサ、マンデラ元大統領、そしてダライ・ラマのような。彼ら、そして全ての精神的指導者たちが教えるのは、愛と愛の思想は人々を一つにするという事です。愛のある生活を送ることは、見た目には違った信仰、考え方、そして文化を持つ人々を平和的に一つにする可能性を持つ、世界の希望です。
若い人たちは、「これはだめだ」とか「これを信じなくてはならない」なんて言葉を背負わされるのを嫌います。しかしどう愛するか、また善い人になる方法は知りたいと思っています。私たちも愛のある生活を送るため、また世界中の偉大な精神的指導者のように、周りの人々にとっての励ましになれるように精一杯がんばっていきましょう。(レミさんの翻訳)