「自分が他人に対してイライラする時は、自分のことを学ぶ絶好のチャンスです。
C.G. Jung
他の人や、起こった出来事に対する自分の反応、感情、思考をよく観察することは、無意識的に自分がどのようにプログラムされているかを知る絶好のチャンスとなります。自分に問いかけてみてください。他の人をどのようにジャッジ(判断)していますか? どのように決め付けていますか? 自分のボタンがどのような時に押されますか? 自分が怒ったり、怖かったり、悲しくなるのはどのような時ですか?
このようなリアクション(反応)を引き起こす外的な出来事は、自分の本質や性質を鏡のように映し出しています。気分を害される出来事への理解を深めることで、自分のリアクション(反応)はどこから来るのかが分かってきます。 つまり、自分の内部になんらかの「原因」がなければ、そのような反応は、基本的には起きないのですから。
外的な出来事によって引き起こされる自分の反応を通じて、改めて「あなた自身」の内部を見つめ、何が起こっているかを探る必要があります。
「他者があなたから隠していることを、自分の中に発見し、あなたが自分にも隠していることを、他人の中に発見するのです。(お互いの存在は、自分の心をあらわす鏡の役目をしているのです)。 - Vauvenargues
(The Daily Guru, May 8, 2007)