現状に満足している人(仕事や人生全般において満足している人)は、24時間ずっと、気分がハイであるわけではありません。いつも「元気はつらつ」なわではないのです。時には、仕事中、自分が集中している時に、手当たり次第に邪魔や妨害が入ると苛立ちを覚えたり、文句を言うこともあるのです。ただ、そういう人たちの使う言葉には、これらの異なった3つのことが含まれています:気づき、その文句(不満)の裏に隠れている重要なメッセージ、そして満足感です(自分は、やはり恵まれているということを再認識すると感謝の心が生まれます)。そして、自分の仕事について語る時には、個人的な歴史(自分が歩んできた過去)も織り交ぜながら、不満を言っているネガテイブなことも、実はその裏になんらかの重要な意味(学ぶべきこと)があるのだという点を意識しています。
一年中、刺激を与える続けるものと、10年間情熱を持ち続けることができるものには、大きな違いがあります。その違いとは何でしょうか? それは、どちらかが、もう片方よりも10倍以上刺激的であるかどうかではありません。違いを生むものは、あなたの心が、それに深く注がれているか(どれだけ心を込めているか)どうかです。
従来のキャリアの探求は、このような質問を問いかけることで始まります。
「私が得意なことは何でしょうか?」
しかし、多くの場合、自分にあったもの(天職)を見つけるための正しい出発点から始まることは、非常にまれです。真の探求というのは、あなたが何を信じているかです。あなたの心がそこに込められれば、避けられない頭痛も、日常の苛立ちも耐えられるようになり、自分で決めたコミットメントから脱線することもありません。
(あなたの心(心の声)が「頭」(思考)をなだめるのですよ。
「頭」(思考)があなたの心を決めるのではないのです。。。) (From the book “What Should I Do with My Life?” (by Po Bronson), p.47-8)