北半球においては、12月は一番昼が短い(つまり、日照時間の合計が一番少ない)月です。そのためか、この時期の宗教や文化の行事の多くは、ロウソクやイルミネーションで光を増すことに重きを置きます。
今日の世界では、不安や恐怖を抱いた人々が外界の他者から自分を閉ざすことを選び、暗闇が広がっていくのが見えます。私たちはしばしば、こうなった原因を単純に単独の人間もしくは小さなグループに押し付けがちですが、たくさんの人の苦しみに目を向けていなかったという点で私たちみんなに責任があります。
希望と善意を持って光の中に生きることで、私たちは這い寄る闇を退ける者になります。一つひとつの善意の行い、よその人や恵まれない人々に心を開くこと、声をあげられない者の話を聞くこと、そして希望と信仰を持つ宣言は、光を遮るとばりに切れ込みを入れます。それらの行動に熱心に取り組む事で、一すじの光はやがて大きな川になり、世界をより輝いていた頃のように戻してくれるでしょう。
今こそ他者に責任を負わせるのをやめ、自分と他人に善行を行うことで、自分がリーダーとして、より希望に満ちたほうへと世界を動かす手助けをするときです。
私たちなら出来ます。(Remi Kotakiの翻訳)