12月になると西洋では「クリスクリングル」と呼ばれるプレゼント交換がよく行われます。みんなそれぞれプレゼ ントを持ち寄って他の人にあげるのです。誰にプレゼントをあげるのか、そして誰からプレゼントを受け取るのかがわからないところが楽しいのです。大切なの は喜びを互いに分かち合うことです。
毎日の暮らしの中で人と分かち合うことによって、人生は物質的なものだけではなく、よい人間関係にも 恵まれるようになります。私達の社会は、慈善活動や個人的支援など与えることばかりに重きを置いてしまいがちです。そうした行為はもちろん尊いものです が、与えられるものを喜んで受け取ることもまた大切なのです。今月の「心の声」では、この受け取るということに関して二つの姿勢に触れています。一つは自 分に与えられているものは何であれ受け取ること、もう一つは感謝して受け取ることです。以下引用:
「僕が、グラス一杯の水を誰かにあげるとするなら、受け取ってもらえると嬉しいもんさ。何かを人に与える喜びを、年老いた彼から奪って悲しませたほうがよかったというのかい?」
与えることと受け取ることを大切にすれば、人と分かち合うことが喜びとなり、そこから多くの絆が生まれ、私達の人生をより豊かなものにしてくれます。
年末年始の休暇中、そして休暇が終わった後も、みなさんがたくさんのそうした「金色のかけ橋」を築いていかれることを心から祈っています。(Asako Takioの翻訳)