地球上のあらゆる命(生物、自然、動物など)を破壊してしまうと、どうなってしまうのでしょうか。第一に、もたらされる結果として、神なる存在を破壊してしまうことです。私たちが、この偉大な素晴らしいもの(あらゆる尊い命)に囲まれているという事実を意識して住むようになると、この神性(神なる力の存在を感じるほど)の素晴らしさ(尊さ)を理解できるようになります。
洗練された感情や感受性を育むことができるのは、この地球上に存在する、優美さ、香り、言葉にならないほど美しい歌、音楽、そしてリズムのある動きのおかげです。私たちが、人生にもっと積極的に生きようとすれば、確かに植物や動物などのあらゆる生命がチャレンジを挑んできます。私たちは、生き残るために必死でもがくかもしれません。しかし、最終的には、それが全て優しい神の導きによるものだと分かるでしょう。もちろん、導きがどんなに優しいものあっても、この地球上で、魅力的な終わりのない様々な冒険(経験)をしながら生きていくスリルを味わえる場、私たちが、地球との深い「関り」を大切にし、共に生きていく場をセッティングしてくれるものでなければなりません。
私たちが「想像するパワー」を持つことで、色、音、そして形や動きによって表現されるマジック(魔法)が、私たちの想像をかきたててくれるでしょう。 (From the book The Dream of the Earth (by Thomas Berry), p. 11)