悲しみは、常に自分には足りない物があって、お金、健康、愛情、友人、自由な時間をもっと持つべきだと感じてしまう「欠乏した見方」で世界を見ることが習慣となって生まれるものです。そのような思いを反復することで、悲しみの感情が形作られていきます。
一方、喜びは、今自分が持っているものを十分とした見方で世界を見るようになることで生まれます。喜びに満ちた人は、自分の強み、能力、そしてパワーを純粋に受け入れ、他人と比較する事はありません。他人の強さ(凄さ)、所有品、そしてパワーによって脅かされることもありません。喜びは、自分をあるがままに受け入れ、自分が持っているもの、そして(今後、可能性として)なれる自分、これらを全て受け入れ、自分自身が実は聖なる存在であることを認識することから生まれるのです。
悲しみは、欠乏した意識から生まれてしまうので、それを、自分が現時点ですでに内に持っている「豊かさ」へと意識をシフトさせること、変容させることで消えていきます。(There’s a Spiritual Solution to Every Problem by Wayne Dyer, 244)