ボランティアはたまに誰かの為に何か(時間やお金を作る機会等)を諦める事とみなされる事があります。そう思っている人々が、避けた方が良い犠牲の一種としてそれを考えるのも無理ありません。しかし、反対に、ボランティアは、あなたをより幸せに出来る最良の事の一つでもあるのです。
ハッピープラネットインデックス(人々の幸せ度数を測る方法)では、最も幸せな人々は物質的に恵まれているのではなく、生活で最も多く繋がりを持った人間です。(特にラテンアメリカ人に多く見られます。)ある程度の物質的豊かさは有益なものだという事に疑いはありません。しかし、他のものと繋がる事(手を差し伸べ、他の人々や動物、植物に良い事をしてあげる事により)は一人だけで出来るどんな事よりもより深く、長い充足感をもたらします。
それがボランティア行動のすべてであり、私達の基礎となる深い幸せを生みます。そして、この事は私達それぞれみんなが生活で望む事ではないでしょうか?こういう意味でボランティアは私達が従事出来る最も自己的な行動の一つです。それは他人を無視し、自分を喜ばせようとする事が満足をもたらすという思い違いを一掃してくれます。自分への喜びが他人を喜ばす事だと分かるようになると、永く果てない深い喜びが生まれます。他の人々の幸せを触媒として、あなたが経験する事により、循環し返って、あなた自身の生活に同じものを作り出し、以前に抱えていた絶望や空虚な気持ちは消えていきます。
あなたが変化に対して積極的になり、より良い世界をもたらす事により、あなたの良さが周りの人々に影響し、その人達も同じような要素があり、それが解放されるのを待っているのだと気がつかせるでしょう。他の人々があなたに対して同じ事をしてくれれば、慈善の輪ができます。人々が生活の中でボランティア精神を持ち、それが出来る事を楽しみと考えられ、本当に信じるもの事を行い、目的や意味、深い喜びのギフトと一緒に人々を幸せにする事により、このような喜びの精神が生まれます。