この地球を理解するためには、あらゆる感覚を目覚めさせる必要があります。明確に理解することで、私たちは様々な「知恵」を得ることができます。深く息を吸い、静かに歩き、細やかに味を楽しみ、熱心に聞くこと。これらのレッスンを通じて、私達が住んでいる地球をより「知ること」ができます。
私たちの知覚がより鮮明になると、思考が定まります。思考が定まると、(人間の)欲深い気質が弱まり、現代の文化を苦しめている過度な消費志向の最善の解毒剤ともなる、ある一種の心の「充実感」を得ることができます。自分の中に軸を持つことで、満足を与えてくれる刺激を外側に常に求めてしまう未熟さから卒業し、独自の感覚が(人間の)身体と(私たちが住む)地球両方を構成しているあらゆる要素と関係を持つことで生まれる「パワー」に戻ってください。そうすると、過度な愛着意識(例えば、物質欲など)が薄れ、消費が縮小します。消費の縮小は、環境的に気遣ったライフスタイルの鍵となるのです。(From “The Soul of Nature” edited by Michael Tobias, p. 147)