ブッダは、ある訪問者が、彼に投げかけた侮辱の言葉に何も心を動かされない様子でした。後になって、弟子たちがなぜ心がそこまで心を静かに保てるのか、そのシークレットを尋ねてみたところ、ブッダはこう答えました。
「もし誰かが、あなたの目の前にお供え物を置いても、あなた自身がそれを手に取らなかったらどうなりますか? 想像してみて下さい。もしくは、誰かが手紙を送ってきたけれども、封を開けなかったとしましょう。つまり、物事の内容が何であろうと、影響を受けないということです。ですから、あなたが侮辱の言葉を受けることがあれば、このように想像すると心の平穏は保たれるのです」。(From “The Heart of the Enlightened” by Anthony deMello, p. 34)