この北半球を覆っている熱波は、人類が注意すべき重要なメッセージをはらんでいるのでしょうか?多くの人が、この頻繁になった熱波は地球温暖化の兆候であり、早急に思い切った変革を起こさないと破滅するという警告なのだ、と主張するでしょう。このことが非常な真実であろうことを踏まえ、私たちが他の生物から学ぶべきことについて考えてみたいと思います。
こうした猛暑の間、自然は減速します。エネルギー保持のために、春の活発な働きはゆるやかになるか、生物は疲弊により死んでしまうでしょう。しかしこの文明社会に属する私たちは、エアコンのおかげにより、他の時期と同じようにいつでも活発に行動できるのです。そしてその終わることのない活動を維持し、さらなる物資を得るために、多大なエネルギーを使います。私たちは自然のリズムと言うものを完全に失ってしまったのです。その過程において、私たちが生存のために依存するこの環境からできた溝は、私たちと自然界全体に悲惨な問題を作り上げてしまいました。
私たちはそれと同時に、よりよい環境を作っていく可能性をも引き起こしてもいます。しかしそれは、愛なくしてはできません。自然の中に行き、五感を使って―やわらかい苔に触れ、花の香りを嗅ぎ、セミの声を聞き、湧き水を味わい、そしてこの地球で共に生きる動植物を見て―体験すれば“grow that LOVE”その愛を輝かせることができるのです。それは本当に奇跡のような存在です。そして自分を完全に自然と一体化させることは自然を愛するようになる第一歩であり、まるで自分の子供のように自然を守ることにコミットするのです。これ以上に素晴らしい気持ちって他にあるでしょうか?(Translated by Junko)