時々、私の感情は春の日々の様に ― 寒くなったり、暖かくなったり、雨が降ったと思ったらまっさらな青空を見せたりと ― 目まぐるしく変わります。おそらく、他の人と同じように、私はこの荒れ模様をどう安定させたらいいのかと悩むこともありますが、日頃の当たり前と捉えがちな事に感謝することが、心に必ず平穏をもたらしてくれることにも気付きます。
十分に食べ物や飲物があること、風雨をしのげる家があること、いつでも恐怖せずに外出できる安全な社会に生きていること、新鮮な空気を吸えること、確かな交通機関でどこへでも行けること、私の欲求を十分に満たせる収入があること、そしてその他のいつも忘れてしまうほどにたくさんの数え切れないこと・・・、みんななんてすばらしいのでしょう。
おそらく、最も罪深いことのひとつは、これらの恵みへの感謝を心に注ぎ込まないこと。特に世界中の大勢の人々がそれなしに生きているときに・・・。私たちはとても幸運です。日常的に感謝を捧げることは己のうちに天国をつくりだす一歩になりうることであり、一人ひとりが皆、掘りおこせる潜在能力なのです。