環境問題の多くが、人間の貪欲な願望、満足することなく終わりない欲から生まれています。宗教の教えの中に、私たち自身の願望と欲を常に確認することができる教訓がいくつかあります。それによって、自分の態度と行動がポジテイブなものに変わっていくのです。トーマス・ベリー氏は、次のことを明確にしました。「この美しい世界を実際に経験しない限り、自分の人生がスピリチュアルなものになることはありません。この地球を破壊すればするほど、神のような力、感覚がなくなっていくのです」。
(Living Planet, Spring 2001, 76)

スピリチュアルなものを求める多くの者は、この困惑した世の中で、自分の居場所、なぜ自分がここに存在しているかの意味を与えてくれる畏怖とワンダー（摩訶不思議）を経験することを強く求めています。ケロアック氏のアドバイスによると、その鍵は、「自分の経験、言語、そして知識を最大限に活かして毎日を生きること」です。そうすることで、全てが正しい方向に導かれていくのです。夢とは、この地球をもう一度魅了することです（この地球が喜ぶようなことを行うことで、自分自身もその喜びを受け取るのです）。
(Utne Reader, 2002)